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応用言語学講座第8回公開講演会
12月2日(金)午後4時半~6時
名古屋大学・全学教育棟北棟406教室
来訪歓迎・申し込み不要
李在鎬先生(筑波大学・人文社会系・准教授)
演題:
コーパスに基づく認知的構文研究 abstract:
本講演では、コーパスに基づく文法研究の論点を整理する3つの視点について紹介する。1)運用の一般化としての文法記述、2)多様性を重視した文法記述、3)グレディエンスとしての文法記述である。これらの考え方を踏まえた上で、認知言語学の用法基盤モデルの関連性についても論じる。そしてコーパスに基づく文法研究のケーススタディとして李(2011)が行った名詞の意味的特徴を取り入れた構文研究モデルについて紹介する。
連絡先: 堀江薫教授(応用言語学講座,horieling@gmail.com) 応用言語学講座第9回公開講演会
共催:現代日本語学研究会(第128回)
12月7日(水)午後5時半~7時
名古屋大学・全学教育棟北棟406教室
来訪歓迎・申し込み不要
小野尚之先生(東北大学大学院国際文化研究科・教授)
演題:
名詞における項の選択と事象性 abstract:
動詞による項の選択は本質的な意味で事象性の表現である。しかし、名詞による項の選択は事象性の表出であるとは必ずしも言えない。個体名詞(「人間、自動車、木」)あるいは関係名詞(「父、手、先生」)は直接事象に結びついていないので、それらの項構造は事象性を示すわけではない。本発表は、このような動詞と名詞の本質的な項構造の違いを、Generative Lexicon のアプローチによりオントロジーという概念を導入することで捉えることを提案する。オントロジーには大別して事象的(主題的)オントロジーと非事象的(属性分類的)オントロジーがあるが、これを受けて、名詞の項選択には事象的モードと関係的モードがあると想定する。この仮説の下で、名詞の項選択は、事象的なファクターと非事象的なファクターが相補的に作用していることを、動詞由来の動作主名詞や個体名詞化、あるいは複合語における項選択の議論を通して示したい。
連絡先: 堀江薫教授(応用言語学講座,horieling@gmail.com)
応用言語学講座第10回公開講演会/日本語教育学講座第20回公開講演会
12月20日(火)午後4時半~6時
名古屋大学・全学教育棟北棟406教室
来訪歓迎・申し込み不要
澤崎宏一先生(静岡県立大学国際関係学部・准教授)
演題:
関係節は日本語文処理研究でどのように扱われてきたか abstract:
日本語の関係節処理について, 先行研究を振り返ります。文の逐次処理, 再解釈, 他言語との類似性, ワーキングメモリ, 名詞の有生性など, 関係節は興味深い問題を多く含んでいます。通常は, ある特定の仮説を検証するための材料として関係節が取り上げられることが多いですが, ここでは, どのような研究目的のために関係節にスポットがあてられてきたかという観点から考えてみます。L1の内容を主に, 時間が許せばL2の話も含めるという形になると思います。
連絡先: 稲垣俊史准教授(日本語教育学講座,inagaki@lang.nagoya-u.ac.jp) |