認知類型論の基礎と応用
授業目的
本講義では認知類型論および機能類型論という分野の入門として、受講生のみなさんが以下の(1)~(3)を達成できることを目指します。
授業内容
(1)認知類型論という分野の全体像・方法論的な特徴・リサーチクエスチョンを最初に示します。
(2)言語類型論から認知類型論への歴史的展開と現状を示します。 (3)認知類型論が日本語の文法研究にどのような洞察を与えてくれるかを述べます。 (4)認知類型論の主要な成果と展望、関連する諸分野(特に語用論)との関連を述べます。 初回の授業等に関して 初回の授業で詳しい進度を示したシラバスを配布します。 教科書 堀江薫・プラシャント・パルデシ(2009)『言語のタイポロジー:認知類型論のアプローチ』(研究社)
履修条件
特になし。「応用言語学概論a」を受講していることが望ましいですが取っていなくても大丈夫です。
また、認知言語学関連の授業を受講することも勧めます。 成績評価方法・基準 (1)レポート(85%):単に他の研究成果をまとめた、自分の分析・考察を欠いたレポートは相対的に評価が低くなります。また、自分の方法論や仮説・主張を分かりやすく説明する工夫も評価の対象となります。 |
2015年度授業シラバス >